イオンカルチャー10月5日のお教室

CATEGORY: イオンカルチャー東久留米店

10月5日は午前大人クラス１名、午後大人クラス７名（うち１名様体験）、こどもクラス５名（うち１名様体験）でした。

午前大人クラスはおひとり様でしたので、ご要望により、広く美術のお話をさせて頂きました。

特に絵画とイラストの違いについてお話ししました。

絵画は２Dの紙面に３Dの空間、世界を作るものです。絵画を目指しているのに、イラストのようになってしまう。その理由はなぜなのか。何が違うのか。

じっくりとリアル鉛筆画作品の目指す所、精度の詰め方など、自分が７年間考え抜いてやってきた事を言語化してお伝えしました。

生徒さんには、ご自分で満足が行く到達点だけではなく、客観的に見た際にも、写真を超える写実美術の作品を描いて頂きたい。

その技術と思考をお伝えしていきたいと思います。

こどもクラスは最近増えてきており、特に4年生のお子様の申し込みや体験もあります。

集中力の観点から、クラスは高学年からとしていますが、体験をやってみて本人がやりたいと思えるならば、4年生でもお受けしています。

こちらの新しく入った小学4年生の女の子。初めての課題に挑みます。

お家で下書きをしてきて（複数線の下書きでしたので、次回から単線にしてみようと伝えました。）ここまで進みました。

とてもしっかり観察して、しっかり描けています。上手だと思いませんか？

もちろん、このように描ける秘策も伝授しています。

4年生でも休憩も忘れて、観察・描画を繰り返して描いていました。楽しんでいるのが伝わり、こうやって集中できている事も素晴らしいなと感じました。

対象物をしっかり観察し、絵に描き起こす事は、その後の人生にとても大きな意味を持つと感じています。物をしっかり見て考える事は、すべての物事の基本に通じます。

私は25年以上、小、中、高校生の塾講師をしてきました。子どもを教えるのは大人よりも大変ですが、子どもにこそ、たくさんの自信をつけさせ、強く生きる力を育んでほしいと考えています。絵を描く事は、自信をつける事にも繋がりますし、観察眼を養う、本質を見る、物の組成に興味を持って考える、調べる、脳と目を連動させて手を動かす、などなどたくさんのメリットがあります。大人であれば認知症予防や脳の活性化、知識が増え、世界の見方が変わります。

若くても年配でも誰でも楽しめる絵の世界を広げるお手伝いをしたいと思っています。

前回ご紹介した大人クラスの方、完成作品です。第１作目から芸術作品ですね！素晴らしいです。ぜひ、拡大してご覧ください。原画は写真より遥かに美しく重厚感、実態感があります。